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the hyper text novel

窓と鏡

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Ver.0.9.3
2007/08/14

伊藤佳
Kei Itoh


変更履歴
Ver.0.9.3 2007/08/14
Ver.0.9.0 2007/07/23
Ver.0.8.8 2007/01/14
Ver.0.8.6 2005/06/27
Ver.0.8.1 2004/04/14
Ver.0.8.0 2003/10/04
Ver.0.7.1 1996/04/20
Ver.0.7.0 1995/10/08


<窓と鏡Ver.0.8.8の発表についてのご挨拶>

今回発表するVer.0.8.8では、長年かかったこの作品も完結まで辿り着きました内容で発表できることを、大変嬉しく思っています。ご感想などもお待ちしております。

しかし、まだまだベータ版と考えています。今後いろいろな方からご意見をいただきつつ最終的な完成版Ver.1を目指していこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

なぜこのような形式で”小説”を書こうとしているのかにつきましては、下記の以前のバージョン発表時の挨拶文をご覧いただければと思います。

読み始めるには、「窓と鏡」をクリックし、リンクを自由にたどっていってください。

2007年1月14日


<1996年、窓と鏡Ver.0.7.1をインターネット上で発表する際の挨拶文>

言葉というものにも興味を持ち、以前から個人的には幾つかの試みをしてきました。しかし、その度にある種の違和感を持っていました。それは、言葉というものの純粋さにもかかわらず、映画やコンピュータ音楽、コンピュータゲームにおいて簡単に実現されていることができないと思えたのです。

それは、絵や音などの感覚的な部分ではなく、ある事柄にどのように出会いながら進行していくのかという構造にかかわる問題のように思えました。

「窓と鏡」は、自分なりの答えを見つけようという試みです。

1996年7月20日


<1995年、窓と鏡Ver.0.7.0をインターネット上で発表する際のマニフェスト>

この小説はコンピュータ環境を利用したハイパーテキストノベルです。

従来の小説は直線的な構造を持ち、それに対しての幾つかの挑戦的な試みにかかわらず、紙媒体の絶対的に内在する特性により、限定的な枠組みの中でしか、言語の持つ想像力喚起能力を利用できませんでした。映画などで簡単に表現可能な複数の物語の同時進行ですら、小説ではうまく表現できませんでした。

そのため、従来の小説では直線構造の組み合わせの形式をとることになり、通常我々が意識せず使っている言語環境による想像力を限定的にしか使用できませんでした。実際、日常では直線的な言語使用は限られており、我々は断章的な幾つかの言葉によって現実というものを認識しているのです。この能力は従来の小説においては、開拓不可能になっていました。

コンピュータを利用することで、従来の小説の延長線上でのより難解な作品を作るのではなく、原初的な言語能力を引き出す環境を作ることによって、よりリアルな言語体験を可能とする作品を作り出すことを目標としています。

1995年10月08日


kitoh@netjoy.ne.jp
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